それは今から数年前の事です。何気なくNHK第1ラジオを聞いていたら、突如、「自称ゴキブリ博士(どこかの教授)」による、ゴキブリ対策の授業が始まったのです。
今まで知らなかった対ゴキブリノウハウを、ゴキブリ博士はしゃべるしゃべる…!これは、このまま聞き逃してはいけない、メモしなくては…!と、必死にメモをとったのです。そのメモを参考にいろいろやってみて、私自身はゴキブリの恐怖から開放されました。
ここは、そのメモを「画像無し」「イラスト無し」「テキストのみ」「1ページのみ」で公開しているページです。
日本に生息するゴキブリは、黒ゴキブリと茶羽根ゴキブリの2種類で、それぞれ13ミリの隙間と、5ミリの隙間を好みます。その「自分のカラダにぴったりフィットする隙間」に、ゴキブリは身を潜めるわけです。
対処法は簡単、そのサイズの隙間を作らないことです。タンスと壁との隙間が1センチ程度あるようであれば、思い切って5センチ空けてしまいましょう。こうすることで、ゴキブリの居場所が無くなります。
流しの下を、彼らは好みます。これは、水気を求めているというわけではなく、ゴキブリの潜む空間、つまり隙間が多いので誘因されるのです。
しかし、流しの下の空間から隙間を取り除くのは難儀です。事実上不可能だと思います。そこで教授はこう言うのです。「ゴキブリは乾燥に非常に弱い」と。そして、「流しの下の扉を開け放ち、風を通せ。扇風機を使うことも有効だ」と続けています。するとゴキブリは居心地が悪くなり、そこに居られなくなります。
彼らはどこから私たちの住居に侵入してくるのでしょうか。驚くべき事に、教授は「ゴキブリは、服やカバンに張り付いて、われわれ人間の帰宅とともに住居に侵入してくる事が多い」と言います。また、宅急便の段ボールにもゴキブリは潜んでいます。ゴキブリは何の苦労も無しに、われわれの服、カバン、あるいは荷物にくっついて、堂々と玄関から私たちの住居に侵入してきていた、というわけです。
これからは玄関ドアを開ける前に、自分の服にゴキブリがくっついてないか、チェックしてみましょう。
エサとなるものを無くせば、ゴキブリは居なくなるのか。答えはNOです。教授は「人間の髪の毛1本で、ゴキブリは一ヶ月生きることが出来る」といいます。ごく小量のエサで、ゴキブリはサバイブする事ができるのです。
一般的な台所に50枚の割合で、敷き詰める感じで置きます。これは1週間続けます。こうする事で、ゴキブリの生息場所が特定されます。生息場所が明らかになったら、そこに薬剤を撒布します。
ここで重要な事は、粘着トラップをいくら配置したところで、ゴキブリを一網打尽にすることは不可能であるという点です。粘着トラップは、せいぜい生息場所を明らかにする程度の役割しかないのです。
例えばファックスなどは常に電源が入っており、そのため暖かく、適当な隙間が空いており、ゴキブリにとっては最高の環境です。しかし電気機器を分解して殺虫剤をかけるわけにはいきません。壊れます。
この場合は、殺虫剤を染みこませた紙をファックスの下に敷きます。殺虫成分は徐々に蒸発します。するとゴキブリはその場から逃げ出します。
下駄箱、そして畳の下です。誰も気にしない場所、まさに盲点です。巣になっているかもしれません。
さっそく風を通しましょう。
ペットフードを放置していませんか?これもゴキブリのエサとなります。